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  • インド南西部バンジャラ族の思い
インド西部や南部の至る所で出合うバンジャラ(Banjara)族やランバディ(Lambadi)族は放浪部族で、インド北西部がその発祥地です。

彼らは通常古物を商ったり、臨時雇いの肉体労働者として生計を立て、明るく彩り豊かな服装の女性たちは、建築現場や道路工事の現場で働いています。
よく目にする彼女たちの華やかなスカート、ブラウス、被衣は、沢山の様々な種類の布が縫い合わされたもので、更に鏡板、金属片房、タカラ貝などで飾られています。ミラーワークと言われるもので、魔よけにも使われています。

この様な刺繍は、布の裏面からなされ、常に下から上へと向かって刺されています。
バンジャラ族の女性たちはこう言います。「我々は下から上へ、即ち地上から天に近づくように刺繍する。植物や動物、そして人間もこのように人生の梯子を登っていかなければならない。我々は刺繍に天地万物の法則を表すのである」と。